Supremeの店員の接客はヤバい、態度が悪い、怖いという噂が巷にあふれています。
最近では芸人の方（宮戸フィルムさん）がSupremeの店員を真似した動画をYoutubeに投稿し、それが流行ったこともありSupremeの接客がヤバいとう噂が都市伝説的に広まっています。
Supremeの店舗に初めて買い物に行く人は楽しみでもあり、不安に思っているかと思います。
実際に店舗での接客はどんな感じか知りたい人に向けて記事を書きました。
僕は実際に都内のSupremeに年に数20回以上買い物に行きますので、実体験をもとに事実をお伝えします！
Supremeの接客スタイルについて
前提として、一般的な服屋の接客とは次元が違う（悪い意味で）というのは事実です。
※私は都内の店舗（渋谷、原宿、代官山）しか行ったことがないので、その他の店舗については分かりません。
簡単に言うとSupremeの接客スタイルは、「欲しいなら売ってあげるよ」というスタンスです。
お客様に寄り添うのではなく、客がSupremeの売り方（接客）に合わせることになります。
毎週発売されるアイテムのほとんどが数日のうちに完売するストリートブランドです。
ほっておいても服は売れていきますので、その様なスタイルになっていくのは当然かと思います。
接客が問題で店舗に客が来なくなり、服が売れなくなることはありません。
それどころか人気は衰えることを知らず、毎週数百人のお客さんが並びにきます。
一般的な服屋さんは「試着できますよ」とか「サイズ探していきますよ」とか声をかけてきますが、Supremeの店舗で買い物をする場合は、お客さん側が店員さんの手が空いている瞬間を見つけてルールに従い「売ってもらう」ために行動することになります。
Supremeの店員ってどんな人
20代後半から40代くらいまでの男性です。
首までタトゥーが入っている店員さんもいますし髪型も坊主からドレッドまで、ストリートブランドらしい雰囲気の方が多いです。
店員さんは当然ながらSupremeの服を身にまとっており、非常にかっこいい着こなしをしています。
店舗に行って実際に店員さんが着ているアイテムを見て同じものを購入するお客様も多いと思います。
店員同士は良い意味で言えば仲が良く（悪い意味で言うとサークス乗り）、店内で店員同士が話していたり、店舗前の電子柱に誰が一番高くタッチできるか、火の付いたお香をもって歩き回ったりしています。※もちろん営業中です。
これも一般的な服屋とは違う点でしょう。
常にタメ口みたいな噂もありますが、そんなことはありません。
店員さんはお客さんに対して基本的には敬語で話します。
基本的に愛想はありませんので、あしからず。
なぜSupremeの接客がなぜヤバいのか考察する
結論から言うと、「店員さんが忙しすぎて丁寧な接客なんかしてられない」ということが大きな要因です。
どれだけ忙しいかというと・・・
Supremeは基本的に毎週土曜日に新しいアイテムが発売され、その度に店舗には300人～600人程度のお客さんが並びにきます。
その日の店員さんのスケジュールを予測すると、お客さんが並び始めるの朝の8時前には店員さんも店舗に販売の準備をしていると思います。（さらに前日の夜遅くまで準備していると思います。）
お店がオープンすると同時に、並んでいたお客さんが10人程度に分けて店舗に休みなく入ってきて、
そのその1人1人に対応していきます。
600人程並ぶと場合はそのお客さんの買い物が終わるのは夕方の16:00過ぎになります。
つまり店員さんは早朝から夕方の16:00頃まで並び客の対応をして、それが終わったら一般入店の接客をすることになります。
週末の土曜日はもちろんですが、日曜日もひっきりなしにお客さんが訪れるために本当に疲弊していると思います。
一日に何百人訪れるお客さんに丁寧な接客をしていたら頭がおかしくなりますね。
冒頭でも言いましたが、お客様が来すぎて丁寧な接客をしている余裕もなく効率的にさばくことが目的となるので、いわゆる普通の服屋とは次元の違う接客になります。
Supremeの店員も一人の人間であり、嫌いなお客さんもいる
彼らも人間です。
お客さんに嫌なことをされたら、怒ることもあるでしょう。
私が見て来た店員さんが嫌いなお客さんの特徴を書いていきます。
皆さんもそのようなお客さんにならないように気をつけましょう。
失礼な客
店員に対する態度も悪く、マナーが悪い客に対しては相手もやり返してきます。
不本意かも知れませんがお互い気持ち良くやり取りができるように店員さんへのリスペクトを忘れてはいけません。
転売ヤー集団
スマホを片手に二次流通の相場をチェックしながら、服を選んでいる集団に対しては非常に当たりがキツいです。話かけても無視されることもあります。
明らかにSupreme好きじゃないだろって人
Supremeの服を着て店舗に行く必要はありません。
しかしながらボロボロのスウェット上下に便所サンダルみたいな人にはかなり厳しいです。
基本、何度も話しかけないと無視されます。
ストリートブランドが好きな人、スケートカルチャーが好きな人ではないと店員さんからは冷たい対応をされてしまいます。
タメ口接客は本当にあるのか？
ある条件においては、その様な接客をされるかも知れない、というのが答えです。
まずその条件を理解するためにSupremeの服を買うには「当日抽選で入店」と「一般入店」の2つのパターンがあることを理解する必要があります。（※厳密には事前抽選という方法もありますが、当日抽選と同じという前提でお話します。）
当日抽選とは
発売日の当日に指定場所に並びます。
8:00～10:00頃に店舗に入るための抽選を行い、一旦解散します。
その後、抽選で入店する順番が決まり、その順番どおり店舗に入って買い物ができるシステムです。
一般入店
当日抽選がある日（原則土曜日）は、抽選で選ばれた人が全て買い物を終えた後に自由に入店し買い物ができるようになります。平均的に14:00過ぎから一般入店が可能です。
平日は基本的に入店抽選は行われておらず一般入店できます。
「ない？もういい？」接客を体験できるケース
長くなりましたが、「ない？もういい？」という接客をされる可能性が高いのは「当日抽選」で買い物をするときの話です。
当日抽選で店舗に入り購入する場合は、一般的な洋服の買い方ではありません。
詳しく説明いたします。
お客さんはまず店舗に入る順になったら店舗に直接行くことはできず店舗の近くで待機させられます。
店舗には10人前後のグループで入店していき、そのグループの買い物が終わるタイミングで次のグループが案内されるというシステムになっています。
店舗に入った後も、特殊で店内に入ってもなお店舗内でも指定の場所に整列状態で並ばされて店舗内を自由に見て回って買い物することはその時点ではできません。
どのように買い物をするかというと、整列状態で並んでいるお客さんに順々に店員さんが声をかけていき「何を買いたいのか？」を聞かれます。
つまりその時点で何が欲しいか（※商品名、カラー、サイズ、個数）を決めておかないといけません。
ここで、在庫があればバックヤードから商品を取ってきて手渡しされ、レジまで整理して待つことになります。
店員さんの立場で考えると、このやりとりを数百人続けることなります。
人気商品ですと、同じ商品を皆が欲しがることになるので店員は同じ質問を毎回されることになります。
そこで「ない、もういい？」と言わる可能性があります。
店員さんも同じことを聞かれすぎて疲れてしまうといことですね。
Supreme店舗内ルール
【NG】Supremeの店舗で絶対にやってはいけないこと
並びの順番を抜かす※抽選で入店する場合
絶対にやってはいけません。
並んでいたお客さん警備員、店員さんにめちゃくちゃ怒られるうえに買い物すらさせてくれません。
最悪、出禁です。
焦る気持ちは分りますが、絶対に順番は守りましょう。
服を着替えて再び並ぶ外国人もいるようですが、同じく出禁です。
人間として最低限のマナーを守りましょう。
ディスプレイされている服を勝手に触る
ハンガーにかかっているものは触ってもOKですが、
畳まれれてるT-シャツ、フーディー、などは絶対に触ってはいけません。
あくまでディスプレイという扱いです。
棚に置いてあるカバン、帽子なども同じく勝手に触らない方がいいでしょう。
その服を見たい場合やサイズを確認したい場合は、店員さんに頼めば見せてくれます。
店舗の近くでたむろしない
セキュリティに邪魔だからどけと言われます。
買い物が終わったら一目散に退散しましょう。
【OK】Supremeの店舗でできること（時と場合に限る）
試着
お願いすれば、一般的な服屋と同じで試着できます。
もちろん試着室もちゃんとあります。
他店舗への在庫確認をお願いする。
こちらも可能です。※ただし暇な時間帯に限ります。
他店の在庫確認し、その日のうちに買うと約束すれば取り置きもしてくれます。
アイテムによると思いますのが、勇気を出して聞いてみましょう。
店舗に電話してその店舗の在庫があるか確認
こちらも可能です。※ただし暇な時間帯に限ります。
忙しい時間帯は電話に出ませんが、電話に出たら在庫状況を教えてくれます。
【重要】店舗に行く最大のメリット
Supremeはオンラインでも買い物ができますが、店舗に行くメリットはずばり・・・
「店舗の方が圧倒的に在庫が多く、欲しいアイテムが買える可能性が高い」ことです！
オンラインで買えない場合でも諦めずに店舗に行ってみることを強くオススメします。
オンラインは毎週土曜日の11:00に新しいアイテムが発売され、人気商品ですと5分ほどで完売します。
しかしながら、店舗では当日抽選が終わり一般入店が始まってからでも在庫が残っており、買える可能性が非常に高いです。
近年、（2023年FWシーズン時点）は特にオンラインの在庫が少なく店舗の在庫が多い状況が続いています。
特に都内店舗の原宿・渋谷では豊富な在庫がありオンラインで即完売した商品でも店舗に行けば手に入ることが何度もありました。
逆に店舗に行けない場所に住んでおり、オンラインでしか買えない人にとっては厳しい状況となっています。
Supreme接客の噂
ブランドのコンセプト的にあえて態度の悪い接客をしている
ありえないですね。メリットが一つもありません。
強いていうなら接客マニュアルがないということで店員の気分や裁量に任せられているということ。
最近では明らかにまともな接客対応となるよう改善されているので、根の葉もない噂です。
オンラインで買い物させるために店舗の接客に力を入れていない
これも嘘ですね。
事実、オンラインの在庫数が減っており店舗の在庫数数が増えています。
噂とは反対に店舗に来て買ってもらうことに力を入れています。
その背景もあり、接客態度は改善されつつあります。
Supremeの接客は改善されつつある
とんでもない接客を期待してる人のとっては残念なことではありますが、Supremeの接客は改善されつつあり、一般的な服屋の接客に近づいていくでしょう。
SNSによる影響力も大きく、これまでの接客を続けていくことのリスクをブランド側も認識しているはずです。
またSupremeはThe north faceの親会社であるVFコーポレーション（VF CORPORATION）に買収されました。大手企業の傘下になったことも接客レベルの改善に寄与しているかと思います。
最後に・・・Supremeの店舗で買い物するべき！
一般的な服屋とは違うルールがありますが、事前にこちらの記事を読んでいけば大丈夫です！
忙しい時の店員さんは殺伐としていますが、それは仕方ないことだということで気にせず店舗に行って買い物を楽しんでください。
欲しい服を店舗で買えた時の喜びは何物にも変えられません！
初めて行く方も無事に買い物を楽しめることをお祈りします！
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