Ferrari Monza SP1 and SP2とはこんな車
- Iconaという新セグメントの記念すべき最初のモデル
- 一筆書きのようなエレガントでフォーマルなデザイン
- 2台合わせて499台の限定生産モデル
- お値段3億5000万円
FERRARIに認めれた顧客しか買えません
フェラーリは投資家向けのオンラインイベントの日に、マラネッロの工場で新しいフェラーリ・モンツァSP1とSP2を発表しました。
Monza SP1およびSP2は熱心な顧客やコレクターを対象としています。
熱心な顧客というのはすでにフェラーリのオーナーであるというのはもちろんですが、フェラーリからこの人に売ったらフェラーリのイメージを損なわない人と認めれた顧客です。
お金さえ払えば買えるわけではないんですね。残念。
FERRARI Iconaとは
バルケッタ(2乗りオープンカー)という名前の由来となった1948年の166MMや、750 Monzaおよび860 Monzaなど、過去のフェラーリ・レーシング・バルケッタのアイコンを参照しています。
勝つことだけを考えて設計されたこれらのモデルは、1950年代に世界スポーツカー選手権で数々の勝利を収め、フェラーリの伝説を築き上げました。
SP1とSP2は「Icona」と呼ばれる新しいセグメントの最初のモデルであり、1950年代の最も魅力的なフェラーリからインスピレーションを得てそこに現時点で最先端のスポーツカー技術を採用しています。
Monza SP1とは
フェラーリ・モンツァSP1は、妥協のないシングルシートのロードカーとして設計されており、ハンドルを握ると実にユニークな体験ができる車となっています。
Monza SP2とは
モンツァSP2はトノカバーを廃止し2つの保護スクリーンとロールバーを追加することで、パッセンジャーもドライビングを共有できる2シーターとなっています。
V12 810cvを発揮するエンジン 0-100km/h加速は2.9秒
モンツァSP1およびSP2は、ユニークなデザイン、カーボンファイバーを多用したバルケッタの中で最も優れた重量対出力比となっています。
さらにヘッドライトやテールライト、ホイール、インテリアなどの特徴的なディテールを備えており、このクルマの独自性をさらに高めています。
マラネッロが製造した中で最もパワフルなエンジンで810cv V12を搭載し、0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速は7.9秒という性能を誇ります。
この2台のアーキテクチャーは空力的効率を追求した一枚岩のようなフォルムをベースにしています。
ルーフやウィンドスクリーンを完全に排除することで、デザイナーは従来のスパイダーでは不可能だったユニークなプロポーションを自由に作り出しました。
その結果、F1ドライバーのみが体験できる圧倒的なスピード感を実現しました。
コックピットがドライバーを包み込むというコンセプトが元になっています。
フェラーリ・デザイン・センターは一本の鉛筆で描いたようなシンプルなデザインを追求し、時代を超えたエレガンスでミニマルなフォルムを表現しました。
最近のレーシングカーに見られるような視覚的に複雑なソリューションは避けより控えめでフォーマルなデザインを採用しています。
これほどまでに物語性を表現したモデルは初めてであり人とクルマが共生するドライバーズカーとしての魅力を際立たせています。
上方に向かって開くコンパクトなドアは先鋭的デザインはとなっています。
すべてカーボンファイバー製の一体型ボンネット・ウィングで、フロントにヒンジが付いてて、それを開くと堂々としたV12エンジンが姿を見ることができます。
レーシングモデルと同様に両車のボディシェルはすべて軽量のカーボンファイバーで作られています。インテリアもカーボンファイバー製で、自然な仕上がりとなっており、スポーティな印象を与えています。軽量化「バルケッタ」構成により、ユニークなビークルダイナミクスが保証されています。
完璧なバランスとロールのない妥協のなきスポーツカーとしてのハンドリングを実現しています。
本格的な “en plein air ※窓などがなくドライバーが外にむき出しとなっている”スポーツカーであるため、デザイン上の最大の課題の一つはウィンドスクリーンのないコックピット内の空気力学的な流れを管理することでした。
その解決策として特許を取得した革新的な「バーチャル・ウィンドシールド」をインストルメントパネルとステアリングホイールの前のフェアリングに組み込みました。バーチャル・ウィンドシールドは、空気の流れの一部を変え、快適なドライビングを維持することに成功しました。
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